ペット火葬の歴史と注意点など

ペット葬儀の歴史

日本は少子化で子供の数が減少していますが、その反面ペットの数は高い水準を保ち、
何と子供の数を上回ったとも言われています。
飼い主にとって、犬や猫などの小動物はまるで子供のようなものです。
このような時代の流れにあって必要になってきたのはペットの葬儀です。
犬や猫は人間に比べて遥かに寿命が短いので、嫌でも最後のお別れのときはやってきます。
動物が亡くなった後の遺体については、法律上は一般廃棄物と同様に扱われるため、
少し前までは保健所などを通して焼却場に運んで焼いてもらうというのが一般的でした。
しかし、保健所に焼却を依頼した場合、他の動物たちと一緒にまとめて焼かれてしまうことや、
焼却場で焼くという行為そのものがまるでゴミと一緒に扱われているような感じとなるために、
ペットを家族同様に思っている人にとっては寂しいものでした。
このような背景の中で徐々に広がっていったのがペット火葬です。
人間の火葬場が整備されていったのは昭和30年前後からであり、そのときの火葬率は60%程度でした。
土葬とそれほど変わらなかったということですが、その後少しずつ火葬をする人が増えていき、
昭和55年には9割以上となり、いまでは99.9%の人が火葬をする時代となっています。
このような人間の火葬率が増え、火葬の技術も向上してきた時代背景と、
ペットの普及と家族同様に家の中で飼う人が増加していった背景はほとんど重なっています。
ペットも人間と同様にきちんと火葬してあげたいという飼い主の心情をくんで、
ペット火葬が誕生したのは必然的な流れだったとも言えます。
また、もう一つペット火葬が普及してきた背景に、法律上の問題があります。
簡単に言うと、ペットの遺体が一般廃棄物として扱われるため、
人間の遺体と比べて火葬の方法が法律で厳しく制限されていないのです。
そのため比較的多くの業者が参入しやすく、最近ではクルマの中に火葬の装置を搭載した火葬車まで登場し、
自宅の前で簡単に火葬ができるようになっているほどです。

ペット葬儀の注意点

ペット火葬はこのような多くのニーズと法律の規制が緩いことを背景に、この10年くらいの間に急速に増加してきました。
しかし法整備が整っていないということは逆に悪質な業者を生み出してしまう原因にもなってしまいます。
世間を大きく騒がせたのは、2010年に埼玉県で起こった動物の遺体の大量遺棄事件です。
これは火葬の費用を浮かせようと考えた業者が、引き取った動物をそのまま投棄していたというものです。
このようなケースに巻き込まれないためにも、信頼のおける業者に火葬を依頼することが重要です。
ペット火葬は人間の火葬と異なり、他のペットとまとめて火葬するという方法を選ぶことができるわけですが、
それがこのような大量の動物遺棄事件を生む原因となっていることを考えると、
最後までしっかりみ届けるために個別の火葬を選択することも大切かもしれません。
例えば手軽な火葬車による火葬であれば、それほど負担なく個別の火葬が可能となるのでおすすめです。

ペット葬儀の費用

また、費用に関しては最初にきちんと見積もりを取り、追加の費用が発生することがないように注意しましょう。
最初に見積もりをきちんと出さない業者は避けた方が無難です。
ペット火葬の相場は小動物で1~2万円程度、猫や小型犬で2~3万円程度、
中型犬で3~4万円、大型犬で4~6万円程度となっています。
さまざまなオプションを付けることによって費用はアップしていきます。
ちなみに、自治体で火葬をしてもらう場合の相場は数千円~1万円前後となります。
収骨などはできませんが、それでも良ければ最も費用を安く抑えることができます。

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